Primesoft パラメトリック

パラメトリック

概要

パラメトリックは建具や階段などの図形を、変数で定義し変形できる言語です。作成するには、Basicのようなプログラム言語の基礎知識が必要です。基礎知識は市販のプログラム言語入門書を参考にしてください。

ファイル構成

パラメトリックは大きく初期値ブロックと図形ブロックから構成します。

初期値ブロック	表示用コメント・変数の初期化・初期値入力・表示ウィンドゥサイズの設定などを { から %% の間で記述します。
図形ブロック	図形・レイヤ・線種・色設定・変数定義・サブルーチン呼び出しなどを %% から end の間で記述します。

ファイル記述

{	パラメトリックファイルの先頭を意味し、必ず記述します。
	図初期値プロック
!	1カラム目にあるとコメントになる。2行目のコメントは[パラメトリックを開く] ダイアログボクッスで表示します。
A=0	図形のX座標最小値で、必ず記述します。
B=100	図形のX座標最大値で、必ず記述します。
C=0	図形のY座標最小値で、必ず記述します。
D=100	図形のY座標最大値で、必ず記述します。
%%	図形ブロックの始まりを意味し、必ず記述します。
	図形プロック
end	パラメトリックファイルの終了を意味し、必ず記述です。

変数

数値変数	半角アルファベットの A～Z , a～z , _A～_Z , _a～_z の104文字が数値変数です。変数は初期化しませんので、初期値を代入してください。
予約数値変数	数値変数の A・B・C・D は図形範囲の予約変数で初期値ブロックで定義します。 A 図形のX座標最小値 B 図形のX座標最大値 C 図形のY座標最小値 D 図形のY座標最大値
文字変数	半角アルファベットの $A～$Z と $a～$z の52文字が文字変数です。変数は初期化しませんので、初期値を代入してください。
表示変数	図形コマンドに表示変数を記述した時は、［パラメトリックの変数］ダイアログボックスで変更する変数と同じであれば、図形を選択色で表示します。

演算子

座標や代入式では次の演算子と関数が使用できます。

式の途中には空白（スペース）はいれられません。

初期値ブロック

使用する変数は初期化しませんので、初期値ブロックで変数の初期値を代入します。
また、BeDrawの［パラメトリックの変数］ダイアログボックスに項目名を表示して変数値を入力できるようにできます。

変数値入力の書式
基本	？項目名変数名=初期値
最小値・最大値指定	？＄最小値：最大値＄項目名変数名=初期値
選択数値指定	？＄数値1、数値2、数値3＄項目名変数名=初期値
	指定した複数の数値を選択できるように入力コンボボックスに表示します。例は数値3までですがカンマ（、）で区切って10まで指定できます。

分岐とジャンプも記述できます。

図形・レイヤ・線種・色設定・変数定義・サブルーチン呼び出しなどを記述します。

基本書式	コマンドパラメータ1 パラメータ2 …
	コマンドやパラメータはスペースまたはタブでの区切り、文字列以外は半角文字で記述します。
コマンド	図形や属性などを記述します。大文字でも小文字でも構いません。
パラメータｎ	図形や変数の数値を変数や数式で記述します。例 (A+10)*B

コマンド

描画コマンド

BeDraw5属性コマンド

属性コマンド

キー入力コマンド

<KEY>	キー入力
<ANYKEY>	任意キー入力

配置コマンド

問合せコマンド

その他のコマンド

詳細は、BeDrawファイル形式HTMLヘルプをダウンロードしてご覧ください。